佐藤可士和の超整理術

佐藤可士和の超整理術

佐藤可士和の超整理術

恐ろしく整理された著者の事務所に興味があり,
「違いを生み出す違い」
を知るために手にした一冊.


答えは,
「事務所をパソコンのデスクトップに見立てている」
という発想.
実にシンプルで合理的な考え方だ.
目の前のタスクは常にひとつというわけだ.


整理とは,本質を探る作業であり,
空間・情報・思考のいずれも方法は同じであるという.


手順は以下の通り.

  1. 状況把握:情報を可視化し,並べる
  2. 視点導入:あいまいな部分をなくし,重複は捨て,プライオリティをつけ,視点を導入して,情報の因果関係をはっきりさせる
  3. 課題設定:問題の本質に対して課題を設定する


著者曰く,本質をつかむには,
物事の奥深くに入り込むのではなく,
どんどん引いて離れて,
客観的に見なければならないらしい.


この整理術は,デザインだけでなく,
本質をつかむ事に対しては,
広く応用できる.
実践あるのみ.